【これが62年前の千住緑町の生家(千住芸術村の原点)です】
昭和30年代当時、千住神社の祭礼の日には家にお神輿がやって来ました。
笛や小太鼓の音とともに山車(だし)も来ます。
お神輿は家の前でとまり、かけ声とともに上下左右に大きくゆすられた(ねられた)後、木の台に載せられ、しばしお休み。
この家は「お旅所(たびしょ)」と呼ばれる休憩地でした。 御輿をかつぐ人たちにお酒などを振る舞うしきたりだったようです。
古い写真に写っているのは祭礼の日を待つ祖母と2歳の筆者。 今のイヱノ(001)の外観をご存知の方には、建物の原形が垣間見られるかも知れません。
先日放映されたNHK(2ch)Eテレ「あしたも晴れ、人生レシピ」幸せのルーティン2。 番組ではこの生家の内部もしっかり映っており、画面を通じて何十年ぶりかで家を観た母は、その様子に感激していました。
「素敵な使い方をしてくださってありがたい。きれいにしてくれていて本当にありがたい」と。
現在「イヱノ」として活用してくれている家具作家の石渡信之さんのおかげです。 改めて感謝。ありがとうございます。
じつは今回の撮影はアポなしぶっつけ本番でした。 長回しで撮影されたのにカットされたオーナーさんや作家の皆さん、ごめんなさい。
2021年5月21日(金)の昼11時から再放送されます。 筆者は少々こそばゆいけれども滅多にないことなので、夜の放送を見逃した方は、この機会にご覧いただければありがたいです。
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