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  • 執筆者の写真加賀山 耕一

[5]新規2棟、継承1棟・千住の空き家を活用したい皆様へ。

更新日:2021年4月13日



すでにご存知かも知れませんが、これまでの千住芸術村の空き家再生物件の入居者は、知合いやらツテやら何やらを通じて、いつの間にか決まる流れがほとんどでした。


いっぽう、行政の空き家再生委託事業を受託していた1昨年には、芸術村が借り上げている空き家1棟に対して、活用企画を公募し、応募いただいた複数名に公開プレゼンテーションを強い、審査員が選考するなど、全体をイベントにしてしまいました。


前者は極めて閉鎖的な関係において決ってしまい、後者はたかだか「空き家1棟」を賃貸借するだけなのに、かなり大げさ。


そもそも千住芸術村の本来の目的といえば、ただたんに面白い若者たちに千住の空き家を有効活用して欲しいだけのこと。公開プレゼンやイベントは、ちとやり過ぎ。反省してます。


さらに芸術村の空き家は、再生後、みながみな世間の注目を集める斬新なスペースにする必要はなく、それぞれ個々の「得意」を活かして、日常業務にいそしむ「人」に入居してもらえればそれで結構なのです。


もちろん聞かれれば入居要件として「千住の街のエリア価値を高めてくれる人」とも答えますけれども、じつは近所の子どもとも会話ができ、近隣とトラブルなく、家賃滞納がなければそれで充分なのです。


たとえばデザイナー、YouTuber、あるいはハンドメイドショップや飲食店ゲストハウス等を起業しようという方々など、アートをベースに、補助金に頼らず、人柄よければありがたい。


ちょっと面白そうな再生空き家が88ヵ所つらなり、のんびり歩いて巡れる千住の街をめざすゆえ、1ヵ所1ヵ所は地味でもいいのです。


さて、ここからが本題。 ROJIBI(千住旭町路地裏美術館)オープンのおかげか、千住芸術村でコーディネイトできそうな空き家が現在3棟+αになりました。


したがって、この際、1年1棟などと悠長に構えず、試しに1段ギアチェンジして再生の速度を上げてみることにします。


千住エリアで活動スペース(使える空き家)を探している人から個別でお話をうかがい、ご要望諸条件をふまえてこちらの手持ちの「空き家」とマッチングできそうなら、次のステップとして実際の「空き家」を見ていただきます。


今回は「空き家」の詳しい物件情報も画像も事前にお見せできず大変恐縮ですが、何はともあれお目にかかり、これまでやってきた事、これからやろうとしている事を具体的にお聞かせください。


もちろん、理由の如何を問わず、お役に立てない場合もありますし、別の方策を提案させていただくこともあります。縁があれば前へ進みますし、縁がなければどうにもならないこと、あらかじめご了承ください。


エントリーや相談はメールまたは電話にて。


千住の空き家活用に本気で取り組んでみたい皆様からの連絡お待ちしています。


(追記、2020年2月10日現在)

・新規8棟目は東京芸大の6名の学生さんのシェアアトリエになりました。

・新規9棟目(足立区柳原)はKさんプロデュースによりリノベーション開始。

4月にプレオープンの予定。

・継承3棟目(旧・芸術村事務所)は若手写真家Hitomiさんの写真スタジオとしてしリニューアルオープンしました。

・新規10棟目(千住緑町)は東京芸大の5名の学生さんのシェアアトリエとして建物内外の廃材片付け作業を開始。

以後の状況は随時FBでご報告いたします。よろしくお願いします。

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