top of page
  • 執筆者の写真加賀山 耕一

[9]今日の芸術村・2020年2月

更新日:2021年4月13日

千住芸術村の代表者兼裏方たる加賀山耕一は、2019年3月やっと役所の委託事業から離脱できたものの、依然体調不良のまま2020年を迎え、いまも母親介護の合間をぬって千住の街の空き家再生に取り組んでいます。 築90年の二軒長屋をリノベーションした007のROJIBI(千住旭町 路地裏美術館)は、8ヵ月で2000人以上の来館者に恵まれながら、予定通り間もなく閉館します。 取り壊しを免れたROJIBI建物本体は、今年5月には信頼できる次世代の新たな拠点作りに引き継げるよう調整中です。 閑古鳥が鳴いていた芸術村の事務所(003)は、若手のフォトグラファーHitomiさんによってリニューアルオープン、赤ちゃん撮影スタジオに生まれ変わりました。 千住宮元町の008「ニコイチハウス」は芸大生6名+1によるシェアアトリエとして再生され、誰にも気兼ねなく自主運営、のびのび作品制作に取り組んでいるようです。 ニコイチ代表、芸大生のS君からは飲み会お誘いの声もかかりますが、下戸かつ介護のため遅くも夕方6時には帰路につくので、相変わらず夜の会合まして各種パーティお通夜には出ません。 新たな空き家再生となる千住緑町の009は、上記008に続いて、この4月から東京芸大の陶芸専攻他5名の学生らのシェアアトリエに。まずは建物内外の片付け古畳の剥がし廃棄処分作業が待っています。 同じく柳原の新規010拠点は、最適任のKさんプロデュースにより小劇場としても使えそうな箱型スペースとして4月にプレオープンの予定。こちらも間もなく天井剥がしなどの地道なリノベ作業がはじまります。 010ということは空き家再生10棟目。 指折り数えれば13年かかったことになります。 心配ご無用、過去は過ぎ去り未来は誰にもわからない。 次も目の前の縁ある「空き家」に恋するべし。 各方面からお声かけいただき恐縮ですが、徒党を組む気も多勢を巻き込む必要もありません。 歩みおそくも1棟1棟、大家さんの理解と信頼を得、志ある若者がのびのび活動できる場に再生させられれば、それでいいのです。やってることはそれだけのことです。


縁があれば、いつか会えると思います。


閲覧数:118回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page