[4]いとも簡単に「他団体との連携」とおっしゃる。
- 加賀山 耕一
- 2019年12月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年4月13日

最近よく聞くフレーズが「他団体との連携」。
芸術村でコーディネイトする空き家の入居希望者面談でも、来る人、来る人、はかったように言われるのが、 「いたらぬところは他団体と連携してがんばります」
これ、きっと別のところでも言っている決め台詞なんでしょうが、困ったもんですね。
話がいい線まで達し、あと一歩、関所を越えるかどうかというあたりにさしかかると、皆これを言ってごまかす。本当に困ったもんです。
誤解のないように申し上げれば、なにも芸術村は上から目線で入居者を選ぼうとか、厳正な基準を設けて審査しようとか、成功間違いなしと思える企画を選別しようとか、昔からそんな気持ちはさらさらありませんし、正直そんな選考能力はありません。
ご持参いただく企画の優劣なんて、紙の上でどうのこうのと解読したって、絵に描いたモチは筆者には食えません。
よくある選考基準の「継続性」とか言っても、こっち(芸術村)がどうなるか解らないのに、人の考えた事業がどうなるかなんて筆者に解る訳がない。
「先進性」があるかどうか、パワポの企画書はきれいだけれど、やってみなければわからない。役所の委託事業プロポーザルや補助金の審査じゃないんだから。
そんなことより、最初から「他団体との連携」なんて言っているようでは、本当に心許ない。
小学校の教室に掲げられた標語みたいなもんで、一見正しく、謙虚に聞こえるけれど、じつに子どもっぽく、みんなで仲良く的な常套句、なんだか気味がわるいくらいです。
自団体で取り組める限りを取り組んだ上で仕方なく言うならまだしも、取り組みの結果が出る前から他団体をあてにしてどうするの。
自団体の中ですらなかなか意見がまとまらないのに、他団体をあてにできる訳ないでしょ。
まともな人と人とが関わる場合、いちいち「他人との連携」なんて言いますか。
信用できるのは個人であって、団体なんかじゃないと思いますが、皆さんいかが。(文・加賀山)


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